作曲家・壺井一歩
Composer / Ippo Tsuboi
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スウェーデン民謡による3つの小品 / Three Pieces on Swedish Folksongs

[編成] クラリネット、ピアノ(Clarinet and Piano)
[演奏時間] 12分
[作曲年] 2012.11.29
[初演] 2012.12.24 紀尾井町サロンホール
   菅生千穂&柏木薫 クラリネットとピアノで紡ぐ《音の詩画集》vol.1
   菅生千穂(Clarinet) 柏木薫(Piano)
[委嘱・献呈] 菅生千穂、柏木薫

色鮮やかな装丁に「SVENSKA VISOR」と書かれた1冊の楽譜集が手元にある。中身はすべて、スウェーデン語の歌詞の付いたスウェーデンの歌だ。収録曲数はざっと見たところ200曲以上。中には最近のスウェーデンポップスも含まれているみたいだけど、「Lite äldre visor(吟遊詩人)」と書かれた章から数曲を選び出してそれを題材にクラリネットとピアノのための作品を作ることにした。

1. ここは天上の地
2. 大空の下で
3. 去年私は草原を男たちと歩いた/小さなかわいいアンナ

3楽章は2つの曲のメドレーになっている。
使用したスウェーデン民謡の歌詞の大意は以下の通り。

ここは天上の地)
神様と同じくらいに美しい自然、その自然の風景を称えている歌。蝶々や鳥、小さな花たち全ては命の美しさを私たちに見せてくれる。
大空の下で)
星を見ながらある女性が愛を求めている。彼女は恋人を見つけるが失い、再び見つけてもまた失う。深い悲しみだけが残っていく。
去年私は草原を男たちと歩いた)
ある少女が去年自分が経験した楽しいことについて話している歌。彼女は子供を産み、子供にかかる大変さを楽しく話している。
小さなかわいいアンナ)
ある幼馴染のカップルが恋に落ち、働き、子供をもうけ、死に、天国へ行ってお互い若い姿で歌いだす。愛は人生のベストフレンドだと歌っている。

[試聴] YouTube
   2012.12.24 紀尾井町サロンホール
   菅生千穂&柏木薫 クラリネットとピアノで紡ぐ《音の詩画集》vol.1
   菅生千穂(Clarinet) 柏木薫(Piano)
[出版] ティーダ出版
[録音]

[備考]