半透明のソナタ
[編成] マンドリン、ギター、左手ピアノ(Mandolin, Guitar, Left-hand Piano)
[演奏時間] 7分
[作曲年] 2016.3.23
[初演] 2016.9.8 京都芸術センター 講堂(京都市)
   未来のクラシック音楽へ
   石橋敬三(Mandolin) 橋爪皓佐(Guitar) 有馬圭亮(Left-hand piano)
[委嘱] レポワ音楽事務所

半透明のソナタ
Sonata “Translucent”

響きには透明度がある。2つ以上の音が同時に響くとき、例えば「完全5度>三和音>9の和音>>(いろいろ)>>クラスター」のように透明度の順位を付けることができる。判定の結果には当然個人差が出るだろうが、一般的には、三和音は比較的「透明度が高い」方に並べられるのではないだろうか。
ただし、三和音でも異なる種類のものが同時に響けば透明度は下がる。まあこれは当たり前だ、混ざってしまうのだから。けれども、なるべく混ざりにくいように設計した場合、どうなるか。
具体的には、複数のレイヤーに主音を同じくする種類の異なる三和音を配置し、それを重ねて聴く。加えて、マンドリン、ギター、ピアノという「面」を作らない楽器が、複数のレイヤーの「透視度(透聴度)」を確保してくれる。混ざっているけど混ざっていない、混ざっていないけど混ざっている、そんな「半透明」のソナタ。
暗い歌の第1楽章、旋回するスケルツォの第2楽章、つぎはぎの線から次第に空高く舞い上がっていく第3楽章。

[試聴] YouTube
   2016.9.8 京都芸術センター 講堂(京都市)
   未来のクラシック音楽へ
   石橋敬三(Mandolin) 橋爪皓佐(Guitar) 有馬圭亮(Left-hand piano)
[出版] RaKuDa PUBLISHING Plus+
[録音]
[備考]



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