星々の帰港
[編成] マンドリンオーケストラ(Mandolin Orchestra)
[演奏時間] 7分
[作曲年] 2017.4.12
[初演] 2017.8.26 ハクジュホール(渋谷区)
   《絃楽器のイグチ創立20周年記念 夢と希望コンサート》
   壺井一歩(Cond.)20周年記念アンサンブル
[委嘱・献呈] 絃楽器のイグチ

星々の帰港
Returning Stars

港では毎日たくさんの荷が下ろされる。そこにはそれらを待っている人々がいて、求める品を手にすれば、みな幸せの面持ちである。
やり取りされるのは物ばかりではない。これまでになかった新しい情報、楽しいあれこれの話、困りごとの相談など、よろずのことが港では行き交う。そしてまた、新しい荷と人々の話を積んで、それぞれの航海へと出てゆく。
この港では、洋梨の化け物を半分に切ったような形をした、音を鳴らす道具が主な取り扱い品だ。集う人々はなぜか右手を小刻みに震わせながら会話をする。彼らの会話の方法はトレモロと呼ばれており、繊細にも大胆にも表情を変え、意外なほど遠くまで飛んでゆく。
そして、夏のある日、星々が帰港した。一夜限りの、厳かな宴である。彼らは、緩やかな連帯を確認するように、美しく瞬くのであった。

[試聴]
   2017.8.26 ハクジュホール(渋谷区)
   《絃楽器のイグチ創立20周年記念 夢と希望コンサート》
   壺井一歩(Cond.)20周年記念アンサンブル
[出版] RaKuDa PUBLISHING Plus+
[録音]

[備考]



さっきのページにもどる
Works のページにもどる