陽のように 空のように
[編成] 室内オーケストラ(2Oboes, Horn, 66432)
[演奏時間] 5分
[作曲年] 2007.9.25
[初演] 2007.11.2 自由学園明日館
Musik Verein Vol.13
高橋勇太(Cond.)アンサンブル・シュエット
[委嘱・献呈] アンサンブル・シュエット

陽のように 空のように
Like a Sun, Like a Sky

私は詩人に憧れていたことがあって(15年以上前か)、その頃のアイドルは谷川俊太郎だった。それも、彼の第二詩集「62のソネット」が私にとっての「詩」だった。
作曲を始めて間もない頃(18歳くらいだ)、初めて書いたViola とPiano のための曲にその詩集から美しい言葉をタイトルにしたことがある。
・・・今日、久しぶりに開いた該当のページには、精一杯の背伸びをする少年がいた。

13 今
       谷川俊太郎

輝きは何を照らしてもよい
すべてが私を忘れてくれる
今に棲み
限りなく私が今を愛する時

いつまでも黙っている歌の中に
あまりにかすかな神の気配がして──
それから私がふと今に気付く
ただ静かなひろがりの中で

私が今の豊かさを信ずる時
この星にいて死を知りながら
私は自由だ

情熱は何をみたしてもよい
陽のように空のように
あふれるあまり黙って輝くもの達の下で

講談社「62のソネット」より

今日、この今が、青春のように響いたら嬉しい。

[試聴]
[スコア](冒頭2ページ)PDF

[出版]
[録音]

[備考]



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