「来ませんか ぼくの海へ」混声合唱とピアノのための四章
[編成] 混声四部合唱(Mixed-Chorus)
[演奏時間] 20分
[作曲年] 2014.11.10
[初演] 2015.4.18 ミレニアムホール(台東区)
   《Fontana di Musica 第25回演奏会 歌に魅せられて》
   安達陽一(Cond.) 秋野淳子(Piano) Fontana di Musica
[委嘱・献呈] (第3曲)木下記念スタジオ

「来ませんか ぼくの海へ」
〜混声合唱とピアノのための四章〜
Kimasenka Bokuno Umie

敦賀の詩人・藤原定(ふじわらさだむ)の描く海は実に多様、多彩だ。この合唱組曲のために選んだ四篇の詩でも、海は眩しく、若々しく、カラフルで、騒々しくまた静謐で、そして恐ろしい。海のそばで暮らしたことがなく、海が素朴な憧れである私にとって、この詩人の、海との深いつながりが生み出したであろう豊穣なイマジネーションの数々は、強烈な魅力であった。

第1曲「言葉のきれぎれ波頭」眩しく穏やかな海の情景。合唱は波、ピアノはきらめく海水面。
第2曲「海はいつも若い血にたぎり」海は青春のいのちである。青春は傍目には鮮やかで美しいものだが、その心のうちは苦く、暗い。音楽は、長三和音と短三和音に引き裂かれる響きで書かれている。
第3曲「外はあかるい満月の夜だ」夜の海。詩人は次第に夜の海と一体になってしまう。最上級の、海への愛の歌。
第4曲「来ませんか ぼくの海へ」コミカルに描かれた、恐ろしい海の誘い。合唱の両サイドに立つソリストが呼びかけの言葉を発するが、最初は何を言っているのかよくわからない。しかし次第に正体を現すことになる。

この合唱組曲は、木下記念スタジオの増山彦次・歌子ご夫妻に藤原定の詩をご紹介いただき、その作品の音楽化を強く勧めていただいたことで誕生した。第3曲「外はあかるい満月の夜だ」は、木下記念スタジオの委嘱により作曲、同スタジオへ献呈されている。

[試聴] YouTube
  2015.4.18 ミレニアムホール(台東区)
 《Fontana di Musica 第25回演奏会 歌に魅せられて》
  安達陽一(Cond.) 秋野淳子(Piano) Fontana di Musica
[出版]
[録音]

[備考] 新聞記事 福井新聞 2015年4月29日朝刊



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