[編成] クラリネット(Clarinet)
[演奏時間] 5分
[作曲年] 2021.8.5
[初演] 2021.10.24 中之条 山の上庭園(中之条町)
中之条ビエンナーレ 林耕史 音を見る/形を聴く スモール・ライヴ・セッション
菅生千穂(Clarinet)
[委嘱・献呈] 林耕史
[演奏時間] 5分
[作曲年] 2021.8.5
[初演] 2021.10.24 中之条 山の上庭園(中之条町)
中之条ビエンナーレ 林耕史 音を見る/形を聴く スモール・ライヴ・セッション
菅生千穂(Clarinet)
[委嘱・献呈] 林耕史
彫刻家の林耕史氏の作品「月が眠る山」に寄せる作品として作曲。林氏の作品「月が眠る山」は、群馬県中之条町にある有笠山の頂上に池があり大蛇が住んでいるという伝説から、その池に映る月とその岩山をイメージして作られていて大小さまざまな大きさの木材が、たけのこのように立っている。
クラリネットのソロが、同じようでいてひとつひとつ異なった形をしたフレーズを紡ぎ出す。途中、長7度に跳躍する何かの声(?)が谺する。再び、ひとつひとつ異なった形をしたフレーズが紡がれるが、それは構成音を次第に取り替えてゆき、外側はよく似ているにもかかわらず中身の異なったものに置き換わってしまう。
曲の中ほどでは、何かが降りてきているようだ。月の映る、伝説の池のほとりで、それは歌っているのか、あるいは舞を舞っているのか。