作曲家・壺井一歩
Composer / Ippo Tsuboi
2024年8月 < 2024年9月 > 2024年10月

Diary / 埼玉日記

2024年9月

1日

雨上がりだ
某日

先月末、楽譜作成ソフトのFinaleが開発終了を発表した。
あるニュースはこれを「エクセルが終了するようなもの」と表現した。
ここ1週間、業界はわちゃわちゃである。

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作曲を本格的に始めたのは高校2年(1992年)くらい、もちろん当時は全部手書きで作曲していた。手書きをやめてFinaleを使い始めるのは2007年である。その前年、関わっていた室内オーケストラの演奏会のすべてのパート譜を作曲家二人で分担して書くということをやって、もう無理ってなって自分は白いMacBookを買いFinaleを買った。
自分はFinale以外の楽譜ソフトを使ったことがない。よく言われるようにFinaleはバグだらけでメニューに統一がなく使いこなせるまでに大変な苦労がかかる不出来なソフトなのかもしれないが(たぶんそうなんだろう)、さすがに15年以上使っていれば手足のように使えるようにはなる。さらに7月の半ば、Finaleのバージョンを最新にしたところだった。

で、この終了のお知らせ。

いろいろ頑張ったら向こう10年くらいはFinaleでいけるかもしれないけど、10年後って自分はまだ59歳なので、さすがにもうちょっと楽譜ソフト使うよな?と思う。うーん、新しいソフトに乗り換えないといけないではないか。
死に際のFinale公式が乗り換え先にDoricoというソフトを推奨しており、乗り換えるFinaleユーザーには破格の割引も用意されていて、またこの業界の楽譜浄書賢者ともいうべき人々の意見などを総合するに、Doricoだな、と思って数日前からいじり始めた。最近の自分の仕事的には次乗り換えるとしたらSibeliusかな、と思っていたのだが。
まだ数日だけど、Dorico、たぶん優秀。いろいろな道具がきちんと片付けられている人の部屋に行った気分というのか、なるほどそれは合理的ですね、と思わされる仕掛けとかやり方がいろいろある。ともあれ基本的な概念からさまざまなショートカットに至るまでFinaleとはまるで違うので、これ馴染むまでちょっとしんどいと思うけど、まあ浸かるしかないよね。
当面はFinaleを使い続けます。1年後にDoricoに移行できてたらいいな、ぐらいでいいかな。

画像はあえての手書き時代のスコアの一部。
14日

「堀雅貴 マンドリンリサイタル 〜田中恒彦の生涯〜」を聴く

堀君は本当にいろいろとお世話になってるマンドリニストで、気安く付き合ってもらってるのだけど、今日はほんとにスーパーすぎた
音楽がこんなに自在なことはなかなかない
間違いなくいま日本で一番マンドリンうまい人だと思うけど、マンドリンがうまいとかいう言い方が陳腐に聞こえて仕方がない
すごい音楽家、なのよ
21日

竹間久枝マンドリンソロコンサート「ソロで弾くマンドリンレパートリー」
2020年に出版した編曲集「ソロで弾くマンドリン・レパートリー」をメインにした演奏会で、壺井もちょこっとトークコーナーで登場しました
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