4日
いわゆる「芸大和声」について何ごとか論じるのはめんどくさいのだが、実用的な観点からちょっとだけ言うならば
「作編曲を目指す人はやっておいた方がよいと思うよ、労多いけど」というところである
和声の勉強方法は四声体をたくさん実施することだけど、それで何を得るかっていうと、第一には声部操作力であると思っている
たくさんの禁則も、特定の時代に限定したレギュレーションも、声部操作力を鍛えるためには最適かつ効果的なハードルであるのだ
だから逆に、作編曲をしない人が「分析できるようになるためのテキスト」として用いるのはオススメしていない
レッスンでも、そういう向きにはほとんどの場合、別の提案をしている
もちろん、興味があってヒマな人はやってみたらいいけどね
ところで、原博「和声実習110課題集(全音楽譜出版社)」という本があるのだが、この本、課題集なのに名言の宝庫なんである
比較的言ってることは保守的なんだけど、最後にこうある
「与えられた教義に盲従しないこと。その拡大解釈もしないこと。鍵は自らの耳を用いること以外にない。」
大事なのは耳なんですよ
いわゆる「芸大和声」について何ごとか論じるのはめんどくさいのだが、実用的な観点からちょっとだけ言うならば
「作編曲を目指す人はやっておいた方がよいと思うよ、労多いけど」というところである
和声の勉強方法は四声体をたくさん実施することだけど、それで何を得るかっていうと、第一には声部操作力であると思っている
たくさんの禁則も、特定の時代に限定したレギュレーションも、声部操作力を鍛えるためには最適かつ効果的なハードルであるのだ
だから逆に、作編曲をしない人が「分析できるようになるためのテキスト」として用いるのはオススメしていない
レッスンでも、そういう向きにはほとんどの場合、別の提案をしている
もちろん、興味があってヒマな人はやってみたらいいけどね
ところで、原博「和声実習110課題集(全音楽譜出版社)」という本があるのだが、この本、課題集なのに名言の宝庫なんである
比較的言ってることは保守的なんだけど、最後にこうある
「与えられた教義に盲従しないこと。その拡大解釈もしないこと。鍵は自らの耳を用いること以外にない。」
大事なのは耳なんですよ